マインクラフトのRTA(リアルタイムアタック)のための情報を整理したWikiです。主に扱っているのはエンダードラゴンRTA(エンドラRTA)ですが、特に限定しているわけではありません。

目次
SeedQueueとは、複数のインスタンスを使用して行うマルチインスタンスを、一つのインスタンスで行えるようするMod。現在はver1.16.1でのみ使用できる。

従来のマルチインスタンスと比べ、同じPCスペックであっても、より多くのインスタンスを使用することができる。具体的には、RPSが75%~150%増加するとされている。*1
よって、PCスペックが低くても、マルチインスタンスを行いやすくなっている。

なお、マルチインスタンスとは異なり、インスタンス(起動構成)を複数立ち上げて行うわけではないため、厳密にはマルチインスタンスではない。
Mod
Mod Check (外部ツール)を使用して、Modをダウンロードする。
必須Modは、SeedQueue, Atum, SpeedrunAPIに加え、Wallを使用する場合は、WorldPreview, Sodium, FastReset(Wallを使用しない場合も推奨される)。
推奨Modは、AntiResourceReload, Starlight、及びその他軽量化Mod。

他になにをダウンロードしたらいいかわからない場合は、、"Select All Recommends"をクリックし、Mod Checkによって推奨されるModをすべてダウンロードするといいだろう。
メモリ・Java
MultiMCを使用している場合は、MultiMCの設定から、"Java"を開く。

メモリ
「最大メモリ割り当て」の値を変更する。以下の式で、最適な値を求めることができる。
(Max Queued Seed x 250MB) + 2000MB
※Max Queued Seedは、SeedQueueの設定で、"キューに入れるシードの最大数"。
例として、Max Queued Seedが10の場合は、(10 x 250MB) + 2000MBで、4500MBにする。

Java
「JVM引数」に、以下の引数を追加する。
-XX:+UseZGC
ユーザーの統計を参考に、他の引数を追加することも可能。
ゲーム内から設定を開き、右上の本と羽ペンをクリックし、Mod Configsを開く。
一覧から、SeedQueueの設定を開き、任意で設定する。

Queue Settings
項目説明設定値推奨値備考
Max Queued Seedキューに入れるシードの最大数0~301つ当たり、メモリを250MB消費する。
Max Generating Seed一度に生成できるシードの最大数0~301~6基本的には1~2に設定するとよい。
Wall中は、Max Generating Seed (Wall)にオーバーライドされる。
Max Generating Seed (Wall)Wall中に一度に生成できるシードの最大数0~30
Max World Generation %ワールド生成を止めるパーセンテージ0~1001以上ロックされていないインスタンスに限る。
0%にするとパフォーマンスが向上するが、地形が読み込まれず、青い空のみがプレビューされることが多々ある。
Resume On Filed Queueキューの容量が最大になった際に、生成を停止していたワールドの生成を再開するON/OFFMax World Generation %をオーバーライドする。

Chunkmap Settings
項目説明設定値推奨値備考
SeedQueue Chunkmapsチャンクマップ(ワールド生成のアニメーション)のオーバーレイ Show  表示する
 Transparent  半透明で表示する
 Hide  隠す
プレイ中にのみ影響し、Wall中には影響しない。
Chunkmap Scaleチャンクマップのサイズ1~5

Wall Screen Settings
項目説明設定値推奨値備考
Use Wall ScreenWallを使用するON/OFF
Rowsインスタンスの行数1~10
Columnsインスタンスの列数1~10
Simulated Window Wizeシュミレートするウインドウのサイズ幅x縦1920x600などにすることで、ワイドリセットが可能になる。
Reset Cooldonwリセットのクールダウン0~1000勢い余ってすぐにリセットしてしまうのを防止する。
ミリ秒で指定。
Wait for Preview Setupプレビューの準備ができるまで待機するON/OFFON有効にした場合、プレビューの準備ができてからWallに表示する。
Bypass Wall ScreenバイパスWallON/OFF有効にした場合、リセットした際にロック済みのインスタンスがある場合、Wallに戻らずロック済みのインスタンスに直接切り替える
┗┳ Keybindingsキー設定 Primary  主要キー
 Secondary  二次キー
 Blocking  禁止キー
二次キーを割り当てた場合、二次キーが押された状態で主要キーを押した場合のみ認識される。
禁止キーを割り当てた場合、禁止キーが押されている状態ではキー入力を認識させない。
ESCで無効化できる。
 ┣ Play Instanceマウスカーソル位置のインスタンスを開始
 ┣ Focus Resetマウスカーソル位置のインスタンスをロック (ワールド生成済みの場合は開始) し、他のインスタンスをすべてリセット
 ┣ Reset Instanceマウスカーソル位置のインスタンスをリセット
 ┣ Lock Instanceマウスカーソル位置のインスタンスをロック
 ┣ Reset Allすべてのインスタンスをリセット
 ┣ Reset Column列をリセット
 ┣ Reset Row行をリセット
 ┣ Play Next Lockロックされたインスタンスを開始
 ┣ Schedule Instance
 ┣ Schedule All
 ┣ Start Benchmarkベンチマークの開始Stop Benchmarkと同じキーを割り当てることができる。
 ┗ Stop Benchmarkベンチマークの停止Start Benchmarkと同じキーを割り当てることができる。

Performance Settings
項目説明設定値推奨値備考
Wall FPSWallのFPS上限1~254, Unlimited (無制限)
Preview FPSWall上のプレビューのFPS上限1~254, Unlimited (無制限)Wall FPSを無制限にすると、問題を引き起こす可能性がある。
Background Previewsバックグラウンドで事前に描画するインスタンス数0~30有効にした場合、Wall上のインスタンスを滑らかに切り替えることができる。
Freeze Locked PreviewsロックしたプレビューをフリーズさせるON/OFF有効にした場合、ロックしたインスタンスのプレビューは更新されない。
Smooth Chunk Buliding滑らかにチャンクを構築するON/OFF有効にした場合、FPSの安定性が向上する。
Reduce World Listワールドリストを減らすON/OFFON有効にした場合、Wall、またはワールドリストからプレビュー中にリセットされたワールドを隠し、ラグを軽減させる。

Advanced Settings
項目説明設定値推奨値備考
Show Advanced Settings高度な設定を表示するON/OFF

Threading Settings Show Advanced Settingsを有効化した場合に追加される設定
項目説明設定値推奨値備考
SeedQueue Thread PrioritySeedQueueスレッドの優先度1~5
Server Thread Priorityサーバースレッドの優先度1~5
Background Worker Threadsバックグラウンドでキューに入れるシードの生成スレッド数Auto (自動), 1~32CPUの論理プロセッサ数以上に設定することは推奨されない。
Background Worker Priority(?)1~5
Wall Worker ThreadsWall中にキューに入れるシードの生成スレッド数Auto (自動), 1~32CPUの論理プロセッサ数以上に設定することは推奨されない。
Wall Worker PriorityWall Worker Threadsの優先度1~5
Sodium Update Threads(?)Auto (自動), 1~8
Sodium Update PrioritySodium Update Threadsの優先度1~5

Debug Settings Show Advanced Settingsを有効化した場合に追加される設定
項目説明設定値推奨値備考
Show Debug Menuデバッグメニューを表示するON/OFFOFF有効にした場合、Wall上にFPSグラフとプロファイラーを表示する。また、記録は却下される。
Benchmark Resetsベンチマークのリセット数1000~2000チェックマークを押すことで設定される。
Watchdog監視を有効にするON/OFFOFF有効にした場合、10秒毎にフリーズの問題を診断する。
この設定を更新するには、インスタンスの再起動が必要。
ゲーム内から設定を開き、右上の本と羽ペンをクリックし、Mod Configsを開く。
一覧から、WorldPreviewの設定を開き、任意で設定する。
項目説明設定値推奨値備考
Chunk Distanceプレビューに受け渡すチャンクの半径1~163~5
Instant Render Distance即座に描画する距離Off, 1~81~5描画前にSodiumが行うチャンクの確認要件から指定したチャンク数を削除し、該当のチャンクだけは即座に描画を行えるようにする。
Data Limitプレビューの各フレームを処理するパケットの上限1~99, Unlimited (無制限)
  1. メインメニューの金ブーツをクリックする
  2. Wall Screenを有効にしている場合は、次のワールドに行くことでWallに切り替わる
  3. SeedQueueで設定したホットキーを使用して、リセットなどを行う
SeedQueueを使用する場合は、以下のルールに従う必要がある。いずれかに反している場合、記録は却下される。
  • インスタンスは一つのみ起動し、複数のインスタンスを使用してはならない
  • 13分切りの完走は、完走したワールドから5つ前までのワールドと、完走後に生成したワールドはすべて提出しなければならない
  • Resource Packs are allowed to replace mod assets that are not meant to replace vanilla ones. This includes mod defined translation keys and SeedQueue locks, sounds, layout, etc but excludes newer Sodium versions' programmer art leaves
  • Max Queued Seedを何らかの方法で30を超えて設定してはならない
SeedQueueのDiscordサーバーの、#specs-and-statsチャンネルに、ユーザーの実際のPCスペックとRPSの統計が投稿されているため、それらを参考に設定することができる。
まったく同じCPUなどを使っているユーザーを見つけ出すことができれば、スムーズに設定できるだろう。

また、投稿されている、seedqueue.json、worldpreview.jsonなどをダウンロードした場合は、".minecraft\config\mcsr"フォルダ内にコピーすることで、同じ設定を使用することができる。
リソースパックを用いて、SeedQueueのテクスチャやサウンド、Wallのレイアウトをカスタマイズすることができる。
以下からダウンロードが可能。
高度なカスタマイズをしたい場合は、GithubのWikiに制作者向け情報が記されている。
ベンチマークを用いて、RPSを測定することができる。
RPSとは、Reset per secondsの略で、1秒間に何回リセットしたかを表す。RPSが高いほど、効率的にリセットが行えることになる。

SeedQueueの設定で、ベンチマークの開始/停止のホットキーを設定し、Wall中に設定したホットキーを押すことでベンチマークを行える。

FAQ

  • Wallからメインメニューに戻りたい
    • Shift+ESCキーで戻ることができる
  • WallでプレビューをF3を使用した一時停止にしたい
    • StandardSettingsの設定から、"F3 Pause on World Load"を有効にする
  • OBSにリセットカウンターを表示したい
    • ".minecraft/config/mcsr/atum/rsg-attempts.txt"をOBSに追加する

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