マインクラフトのRTA（リアルタイムアタック）のための情報を整理したWikiです。主に扱っているのはエンダードラゴンRTA（エンドラRTA）ですが、特に限定しているわけではありません。

マルチインスタンス (アーカイブ)編集する

最終更新：ID:tX+pKi66Xw 2023年01月06日(金) 17:35:21履歴

注意：本記事はAutoHotKeyを用いた方法で、古い情報を多く含みます。新しめの情報及び、Javaを用いた方法はマルチインスタンスを参照。

本記事では、Java版のRSG及び、SSGの効率的なリセット方法である、マルチインスタンスの導入方法を紹介する。
先に注意しておくが、マルチインスタンスではその名の通り、複数のマイクラ（以下インスタンスと呼ぶ）を起動するためPCに大きな負荷が掛かる。そのためある程度、もしくは相当のスペックを要する。

目次

Wall


Wall（ウォール）とは壁を意味し、画面いっぱいに並べられたインスタンスが壁のように見えることから、この名が付いている。
上記の画像では、4x3で計12個ものインスタンスを立ち上げている。
※Speedrun.comに記録を申請する際、Wall画面の録画でワールド生成（生成アニメーション、生成完了度のパーセンテージ）が認識できる必要がある。上記の4x3のサイズでは、ワールド生成が認識できない可能性がある。これはWide Resetの有無や、録画の解像度に依存する。

必要なもの

特に記述がなければ、環境に合ったものをダウンロードしてほしい。
OBS Studio
https://obsproject.com/ja/download
録画/配信ソフト。バージョンは27を想定しており、バージョン28以降では、正しくマルチインスタンスが行えない可能性がある。
OBS Source Record
https://obsproject.com/forum/resources/source-reco...
OBSで個々のソース（シーン）を録画する。Speedrun.comに記録を申請する場合、マルチインスタンスでは通常の録画と、すべてのインスタンスを常に映した録画が必要になる。
これを使うことによって、同時に複数の録画が可能になる。
OBSのプラグインなので、OBSをインストールした後にインストールする。
MultiMC
https://multimc.org/
マイクラのランチャー。公式ランチャーと異なり、複数のインスタンスの管理がとてつもなく楽。
フォルダのパスに、スペースや、日本語などが含まれないようにする必要がある。英数字のみで構成させるのが確実。
Java
https://www.oracle.com/java/technologies/downloads...
MultiMCでマイクラを動作させる。Java16以上が必要。Java SE Development Kitをダウンロード、及びインストールする。
AutoHoyKey
https://www.autohotkey.com/
マクロを動作させる。
Rawalle
https://github.com/joe-ldp/Rawalle/releases
マルチインスタンスを行うマクロ。複数種類がある中でも、特に便利なもの。本記事では、v1.2.1を用いて紹介する。
※v1.3.0以降の場合、各インスタンスの状況に応じたCPUスレッド数の指定が可能になっているため、v1.2.1と比べて、軽量化が可能になる場合がある。
Move World Macro
https://gist.github.com/Specnr/f7a5450d932a1277fdc...
不要または、worldBopperと選択して使用します。
リセットしたワールドを別フォルダに移動してまとめる。本記事では、v0.3を用いて紹介する。
worldBopper
https://gist.github.com/Specnr/8a572ac5c5cfdb54eb0...
不要または、Move World Macroと選択して使用します。
リセットしたワールドを一括で削除する。
なお、動作にはPythonが必要になるため、ダウンロードする必要がある。
Atum (Mod)
https://github.com/VoidXWalker/Atum/releases
自動的にワールドをリセットしてくれるMod。使用するマイクラのバージョンに合ったものをダウンロードする。また、v1.1.0以上である必要がある。
使い方はこちらから確認してほしい。Atum (Mod)
WorldPreview (Mod)
https://github.com/VoidXWalker/WorldPreview/releas...
ワールド生成中に、ワールドの中を閲覧できるMod。使用するマイクラのバージョンに合ったものをダウンロードする。
StandardSettings (Mod)
https://github.com/KingContaria/StandardSettings/r...
ワールドリセット時に、変更された設定を自動的に元に戻すMod。使用するマイクラのバージョンに合ったものをダウンロードする。
使い方はこちらから確認してほしい。StandardSettings (Mod)
SleepBackground (Mod)
https://github.com/RedLime/SleepBackground/release...
アクティブでないマイクラのFPSを1にするMod。使用するマイクラのバージョンに合ったものをダウンロードする。
他のMod
RTAで使えるMod一覧
上記の必須Mod以外を導入しても、もちろん構わない。
ただし、Modのバージョンには注意してダウンロードしてほしい。最新のバージョンでも、RTAルールで許可されていない場合がある。
また、一部のModは事前に導入しておいた方が楽なものもあるので、導入したいものがあればダウンロードしておく。

これらのものをダウンロードしたら、インストールや解凍をしておく。
マイクラの使用メモリを削減させたい場合

手順（Wall）

��MultiMCでインスタンスを作成する

インスタンスの作成方法はMultiMC (ランチャー)を参考にしてほしい。
上記の記事にそって、必須Modを導入しておく。

インスタンスの作成ができたら、一度作成したインスタンスを起動する。


Fabricが正しく導入できているとスタートメニュー画面に左下にFabricの情報が表示される。
また、Atum (Mod)が導入されていると、シングルプレイの左に、金ブーツのボタンが追加される。
そして、設定を任意の状態に変更する。StandardSettingsを使用する場合は、それの設定も行っておく。

設定を変更したら、マイクラを終了して、インスタンスのコピーを行う。


作成したインスタンスを選択し、右側のメニューからインスタンスのコピーを選択。
マルチインスタンスで使いたい分をコピーする。
各インスタンスのフォルダ名は、"共通する任意の名前+インスタンスナンバー"である必要がある。上記の構造でない場合は、Instancesフォルダを開き、各インスタンスのフォルダ名を変更する。例：INST1、INST2、INST3…

注意しておくが、マルチインスタンスで使う（立ち上げる）インスタンスの数 × 各インスタンスに用いるメモリ量が、PCのメモリ（RAM）を超えないようにしなければならない。そのため一度よくスペックを確認し、メモリに限らず、CPUなどと相談してほしい。また、MultiMCの設定から各インスタンスに用いるメモリを変更できる。例：各インスタンスに用いるメモリ量が2GBとして、6つのインスタンスを立ち上げると、メモリは12GB使用される。

また、コピーしたインスタンスと、コピー元のインスタンスは右側のメニューの、インスタンスのフォルダーを選択して、フォルダのパスにスペースや、日本語などが含まれていないか一度チェックしてほしい。含まれていると、Rawalleが正しく動作しない可能性がある。もし含まれていたら、含まないようにパスの名前を変更する。

��Rawalleの設定

解凍したフォルダを開いて、各種設定を変更する。
Rawalle Config.exe
Rawalle Config.exeを起動する。


必要な各種設定を変更する。必須項目は太字で表記する。
Main Settings
  • Macro Mode　Wallに設定する。Multiにした場合、Wallを使用しないマルチインスタンスになる
  • Num Instances　使用するインスタンス数
  • MultiMC Location　"MultiMC"が存在するパスを指定する。Browseからパスを選択可能
  • Instance Name Format　各インスタンスに共通するフォルダ名。末尾（インスタンスナンバーに当たる部分）は、*（アスタリスク）で表記する
  • Auto launch instances　使用するインスタンスを自動的に起動する
  • Auto close instances　使用したインスタンスを自動的に終了させる
  • Sync mods　Modを同期する（Rawalleのmodsフォルダに含まれるModを使用する）。古いModがRawalleのmodsフォルダに含まれている場合、ModCheckなどでModを新しいバージョンに更新しても、再度古くなってしまう点に注意。Sync Modsをオフにしなくても、新しいModを、modsフォルダに入れることで対策が可能
  • Sync configs　インスタンス1の設定を、他のインスタンスに同期させる
  • AutoLaunch Programs　マクロの起動時に、他のプログラムも起動する。OBSやNinjabrain Botを追加しておくと便利
  • Fullscreen　マイクラのウインドウをフルスクリーンで表示する
    • Fullscreen Delay　フルスクリーンに切り替わらない時に増加？
  • Borderless　マイクラのウインドウをボーダーレスで表示する
  • "Ready" Sound　マクロの準備が整ったときに、音声で知らせる
  • Count Resets　リセット数をカウント
  • Coop Mode　Coopモード（マルチプレイ用）
  • Reset Sounds　リセットの音
  • Unpause on Switch　インスタンスを切り替えた時に、一時停止状態で始めない（恐らく）
  • Automatically delete old worlds　過去のワールドが一定数以上貯まると、自動的に1つずつワールドを削除する。Move World Macroか、worldBopperを使用しない場合は、この機能を利用した方が楽だと思われる。ただし、削除したくないワールドが消える可能性もあるため、あまりオススメはできない
Performance Settings
  • Affinity level　パフォーマンスの親和性（詳細不明）
  • Performance Method　Noneに設定する。Instance Freezingは旧式。
OBS Settings
  • OBS Websocket　OBS Websocketを使用して、10インスタンス以上のプレイを可能にする。本記事ではOBS Websocketを使用しない。
OBS Websocket Settings
  • いずれも詳細不明
Wall Settings
  • Rows　インスタンスの横列の数（Wallで表示される数）
  • Columns　インスタンスの縦列の数（Wallで表示される数）
  • Lock Sounds　インスタンスをロックした時に音を鳴らす
  • Bypass Wall　インスタンスリセット時に、ロック済みのインスタンスに自動的に移る
  • Wide Resets　リセット時のマイクラのウインドウを横長にし、通常では見えない位置を見えるようにする。使用をオススメする
    • Width multiplier　横長にする倍率。特に変更する必要はないと思われる
Global hotkeys
※ホットキーを使用しない場合は、ESCで無効になる。
  • Reload macro　マクロのリロード（再読み込み）
In-Game-Hotkeys
※ホットキーを使用しない場合は、ESCで無効になる。
  • Reset　インスタンスのリセット
  • Open To LAN　LANを公開する
  • Place Nether Portal　ネザーポータルを設置する
  • Check Nether Structures　ネザーの構造物をチェックする
  • Check Buried Treasure　埋もれた宝をチェックする
  • Check Stronghold　エンド要塞をチェックする
Wall Hotkeys
  • Reset　インスタンスをリセット
  • Play　インスタンスを開始
  • Focus Reset　選択したインスタンスを開始し、他のインスタンスを全てリセットする
  • Reset All　全てのインスタンスをリセット
  • Lock Instance　インスタンスをロックする（通常のReset以外でリセットされなくする）

設定を変更したら、Applyで保存し、CloseでRawalle Config.exeを閉じる。
各ファイルの書き換え
使用するOBSの言語によっては、各ファイルを書き換える必要がある。
以下は日本語で使用している場合。英語で使用している場合、この手順はスキップして構わない。


Rawalle.ahkと、customHotkeys.ahk及び、scriptsフォルダ内の、Functions.ahkと、InstanceManager.ahkを右クリックし、Edit Scriptを選択。任意のテキストエディタで書き換えを行う。
また、hotkeys.iniも任意のテキストエディタで開き、書き換えを行う。
各ファイル内の、"Fullscreen Projector"を、全て"全画面プロジェクター"に書き換える。検索や置換を使って書き換えるとよいだろう。
書き換えたら、文字コードを"UTF-8 (BOM 付き)"で保存する。Windows搭載のメモ帳の場合、名前を付けて保存から、文字コードを変更できる。

この書き換えは、使用するRawalleのバージョンが上がるごとに行う必要があるため、手間に感じる場合は、OBSを英語で使用するとよい。

��OBSの設定

全てのインスタンスを映すシーンと、各インスタンスを映すシーンを作成する。

シーンを作成する前に、使用するインスタンスを全て立ち上げている状態で、Rawalle.ahkを起動する。なお、上記の設定で、Auto launch instancesを有効にしている場合、手動でインスタンスを立ち上げる必要はない。また、Rawalle.ahkは必ず、Rawalleのフォルダ内で起動する必要がある。
Rawalle.ahkを起動することによって、インスタンスのウインドウの名前が変わる。変えないとOBS側で個別に認識できない。
起動すると、Instance 1、Instance 2とインスタンスの番号が振られる。ウインドウの名前が戻ってしまった場合は、Rawalle.ahkを再読み込みする。
再読み込みは、Ctrl+RAltキー（デフォルト）、もしくは隠れているインジケーターからRawalle.ahkを右クリックし、Reroad This Scriptをクリックする。
また、各インスタンスの違いを分かりやすくするため、ワールドに入っている状態でも問題ない。

ではシーン作成に移る。OBSの基本的な使い方の説明は省く。
全てのインスタンスを映すシーン
まず全てのインスタンスを映すためのシーンを作成。
作成したらソースにウインドウキャプチャ、またはゲームキャプチャを追加し、使用するインスタンスを全て追加する。フルスクリーンでプレイする場合はゲームキャプチャである必要がある（なお、以下ではウインドウキャプチャで説明する）。
ウインドウキャプチャは先程設定した、Rows×Columnsに合わせて画面いっぱいになるよう表示させる。


各ウインドウキャプチャのサイズと位置は、ソースを選択し、Ctrl+Eキーで変更できる。
Rawalleの設定で、Wide Resetsが有効の場合、"バウンディングボックスの種類"を、境界まで引き伸ばすに必要がある。必須ではないが、"バウンディングボックス内の配置"を中央にすると、位置調整が楽になる。
また、バウンディングボックスのサイズは、rows×colsに合わせる。3×3であれば、録画の画面サイズを3で割った値にする。3×4であれば、縦幅を3で割り、横幅を4で割った値になる。
Wide Resetsが無効の場合は、バウンディングボックスのサイズではなく、"大きさ"の値を変更させる。


（Wall-9というシーンを作成し、9個のインスタンスをウインドウキャプチャで表示させている）

作成したら、シーンを右クリックし、フィルタを追加する。


Source Recordを追加し、任意で設定を変える。
設定はこちらを参考にしてほしい。https://vip-jikkyo.net/obs-source-record
このSource Recordを追加することによって、他のシーンに移動しても、全てのインスタンスが映ったシーンを個別に録画し続ける。
なおデフォルト設定のままだと、Wall画面の出力ファイル名が各インスタンスの録画ファイル名と同じになってしまうので、出力先フォルダを分けるか或いは上の画像中の「Filename Formatting」欄のように「Wall-」などと付ければよい。


また、シーン切り替えのホットキーをF12にしておく。
各インスタンスのシーン
次に各インスタンスのシーンを作成する。
まず、使用する分のシーンを作成する。作成したら各シーンに、各インスタンスのウインドウキャプチャを追加する。


先程同様、Wide Resetsが有効な場合は、"バウンディングボックスの種類"は境界まで引き伸ばす。他は任意で構わない。

そして、作成した各シーンの、シーン切り替えのホットキーを、NumPadの1〜順番に設定していく。
NumPadがない場合は、Windows搭載のスクリーンキーボードを用いて設定する。
また、インスタンスが10個以上あるとNumPadが足りなくなる。なので、OBS Websocketを使用する必要がある（本記事では現在説明なし）。

ホットキーを設定し終えたら一度、F12とNumPadを順番に押していき、問題なくシーンを切り替えられるか確認する。

�ゥ泪襯船ぅ鵐好織鵐垢鮃圓�

OBSで全てのインスタンスを映したシーンを右クリックし、全画面プロジェクター（シーン）を起動する（複数モニターがある場合はどれでも可）。これで大画面でのリセットを行う。
全画面プロジェクターを起動したら、Reset Allのキーを押す（デフォルトはT）。押すと、全インスタンスでワールドが生成されるはずだ。

そして、この全画面プロジェクターにフォーカスを当てている状態で、特定のキーを押すことによって、インスタンスのリセットなどが可能になる。マウスカーソルを合わせたインスタンスにその操作を行う。
※いずれもデフォルトのキー。
  • 1~9　インスタンスをリセット（マウスカーソルは関係ない）
  • Shift+1~9　インスタンスを開始（マウスカーソルは関係ない）
  • Cntr+1~9　選択したインスタンスを開始し、他のインスタンスを全てリセットする（マウスカーソルは関係ない）
  • Alt+1~9　インスタンスをロックする（通常のReset以外でリセットされなくする）（マウスカーソルは関係ない）
  • Eキー　インスタンスをリセット
  • Rキー　インスタンスを開始
  • Fキー　マウスカーソルを合わせているインスタンスを開始し、他のインスタンスを全てリセット
  • Tキー　全てのインスタンスをリセット
  • Shift+左クリック　インスタンスをロックする（通常のReset以外でリセットされなくする）

開始したインスタンスをリセットするには、メニューなどを開いていない状態でUキー（デフォルト）を押す。
全画面プロジェクターを終了するには、フォーカスを当てている状態でESCキーを押す。

マルチインスタンス（Rawalle.ahk）を終了する際は、隠れているインジケーターから、Rawalle.ahkを右クリックし、Exitをクリックする。もしくは、Exit and Close Instancesをクリックする。後者はマクロだけでなく、全インスタンスも閉じられる。

また、正しく録画ができるかも確認してほしい。

再度マルチインスタンスを行うためには

1. 使用するインスタンスを全て立ち上げる（Auto launch instancesが有効な場合はスキップ）。
2. Rawalle.ahkを起動する。
3. 各インスタンスの名前が変わったら、OBSを起動し、すべてのシーンを読み込ませる。
4. 全画面プロジェクターを起動し、Reset Allのキーを押す

リセット（作成）したワールドの削除

方法1
Move World Macroを使うことによって、リセットしたワールドを別フォルダにまとめる。


MoveWorlds-v0.3.ahkを任意のエディタで開き、oldWorldsFolderを任意のパスに書き換える。
注意点として、パスの末尾にバックスラッシュ（表記によっては円マーク）を入れる必要がある。また、スペースや日本語が含まれていると動作を保証できない。
書き換えたら上書きで保存する。

マクロを起動すると、立ち上げているインスタンスのワールドを移動させる。
移動させたら、まとめたフォルダ内から一括で削除すればOK。
方法2
worldBopperを使うことによって、リセットしたワールドを一括で削除する。

worldBopper9000.pyを任意のエディタで開き、"INST_FOLDER"を、自身のMultiMCのInstancesフォルダを指定する。
注意点として、パスにスペースや日本語が含まれていると動作を保証できない。
書き換えたら上書きで保存する。
なおパスの指定は、バックスラッシュではなく、通常のスラッシュで表記する。

worldBopper9000.pyをPythonで起動することによって、"New World"もしくは、"Speedrun #"が含まれるワールドフォルダが削除される。
ゴミ箱を経由せず、1発で完全に削除されるため、使用には注意が必要。

FAQ

  • Rawalleの設定を変更したのに、反映されない。
    • 隠れているインジケーターから、Rawalle.ahkを再読み込みしてください（Reroad This Script）。
  • OBSで同じインスタンスが複数映される。
    • Rawalle.ahkを再読み込みしウインドウの名前が変わったら、OBSを再起動するか、シーンコレクションから別のシーンに一度切り替えて、再度マルチインスタンス用のシーンコレクションを読み込みます。
  • 待機中のインスタンスがF3+ESCの一時停止ではなく、メニューを開いている。
    • F3+Pで「フォーマンスが外れた時にポーズ」を無効にします。
  • インスタンスをリセットし全画面プロジェクターに戻ると、全画面プロジェクターの上にインスタンスが表示される。
    • 全画面プロジェクターを右クリックし、常に最上部に表示に切り替えると改善されます。

参考動画

(英語)
記事内容をThe Wallから、Rawalleに変更したため、日本語解説は現状ありません。

spawn-juicer

必要なもの

spawn-juicer
https://github.com/pjagada/spawn-juicer/releases
マルチインスタンスを行うマクロ。
本記事では、v1.13を用いて紹介する。
他
Wallの必要なものの項目を参照（Rawalleは不要）。

手順（spawn-juicer）

��MultiMCでインスタンスを作成する

Wallの手順��の項目を参照。

��spawn-juicerを使うための準備


事前にコピーしていたインスタンスを全て立ち上げる。
そして、立ち上げたインスタンスを、ホットバーの左から順番に並べる。

並べたら、解凍したフォルダ内の、1_InstanceSetup.ahkを起動する。
.ahkファイルを右クリックで、Run Scriptを選択するか、ダブルクリックで起動する。


起動すると各インスタンスの.minecraftフォルダに、InstanceNumber.txtというファイルが作成される。
一度正しく作成されているか確認してほしい。
そしてこのファイルで、マクロがインスタンスを認識している。そのため、インスタンスの数を増やす際は、InstanceSetup.ahkを再び使う必要がある。

��spawn-juicerの設定

各種設定を変更する。
基本的には番号の順に使っていく。
option.ahk
まず始めに2_options.ahkをメモ帳などのエディタで開く。

AutoHotKeyをインストールしていると、.ahkファイルを右クリックで、Edit Scriptから編集できる。もしくはプログラムを選択で任意のエディタで編集できる。

global ○○と書かれた値を、任意の値に変更する。また、Trueは有効を意味し、Falseを無効を意味する。
注意すべき変数は太字にしている。
  • v1.12以降
    • forcePerchDisplay パーチコマンド（後述）を使った時、画面に文字が出る
  • v1.11以降
    • resetSettings リセット時にインスタンスの設定を変更（元に戻す）
      • FOV 視野角度
      • renderDistance 描画距離
    • shiftPDelay 描画距離がリセットされない場合に増加する
  • v1.10以降
    • SEED SeedChange.ahkを使用する際、このシードに変える。つまりSSGを走るシード。デフォルトではVineシードになっている
    • toggleSprint ToggleSprintHitboxesの設定
    • hitboxes ToggleSprintHitboxesの設定
    • TTS_speed マクロが準備できた時に再生される「ready」の音の速さ
  • v1.9以降
    • hotkeyCooldown 間違って２度押ししても大丈夫なように設定されているクールダウン
  • v1.8以降
    • unpauseOnSwitch スポーン位置厳選が終わったインスタンスに切り替わった時、一時停止を解除する
    • fullscreen フルスクリーンにする
    • playSound スポーン位置厳選が終わったとき、音を鳴らす
    • disableTTS マクロが準備できた時に再生される「ready」を無効化する
    • fullScreenDelay フルスクリーンの問題がある場合に増加する
    • restartDelay .minecraftにInstanceNumberがないと言われた場合に増加する
    • maxLoops リセットされない、または2回押さないとリセットされない場合に増加する
    • f3showDuration 開始時にF3が表示される秒数（F3出し忘れを防ぐ目的）。F3を表示したくない場合、-1にする
    • f3showDelay F3画面が表示されない場合に増加する
    • logging ログを生成する。遅くなるため、オフ推奨
    • kryptonChecker krypton（Mod)を使用する場合Falseにする。kriptonはマクロを破壊する可能性があるらしいので、入れないことを推奨する
    • coop ワールドに入ると、自動的にLANに開き、/time set 0コマンドを準備する
  • オートリセットオプション
(ホワイトリスト制を採用する場合、下の4つを設定する。)
    • centerPointX リセット範囲の中心のX座標
    • centerPointZ リセット範囲の中心のZ座標
    • radius 上の２つの項目でセットした座標から、何ブロック離れたらリセットするか
    • giveAngle (?)
  • マルチインスタンス用の設定(シングルインスタンスの場合は無視する)
    • instanceFreezing インスタンスをフリーズさせて軽くする
    • freeMemory 一時停止時にメモリを解放する。オフ推奨
    • affinity (?)
    • lowBitmaskMultiplier (?) affinityと関係している模様
    • obsDelay OBSがうまく切り替わらない場合に増加する
    • wallSwitch 全てのインスタンスがリセット中の場合、シーンをWall(全てのインスタンスが写っている状態)にする
hotkeys.ahk
次に、5_hotkeys.ahkを開く。
ここではマクロのホットキーを設定する。例えば、
PgDn:: ; Reset and give spawn
Reset(0)
return
となっているところの「PgDn」を他のキーに書き換えることで、リセット時のキーを変更できる。
キーの書き方については、http://ahkwiki.net/KeyList#Key_Alphaやhttp://ahkwiki.net/Hotkeysから探すといい。

他には、以下のホットキーを設定できる。
マクロの一時停止 
RAlt::  ; Pause all macros
Suspend
return
エンドラの強制パーチ(ベッド爆破練習用、チートがオンになる) 
End:: ; Perch
Perch()
return
マクロのリロード 
F5:: ; Reload if macro locks up
Reload
return
スポーン座標をブラックリストへの追加 
^B:: ; Add a spawn (the one that the macro most recently gave you) to the blacklisted spawns.
AddToBlacklist()
return
最強の剣の付与(チートがオンになる) 
Delete:: ; kill villager
GiveSword()
return
マクロの終了 
^End:: ; Safely close the script
ExitApp
return
worldBopper9000.py
次に6_worldBopper9000_v1.10.pyを開き、「INST_FOLDER = "C:/MultiMC/instances"」
となっているところの「"C:/MultiMC/instances"」の部分を、mulchMCを使っている場合はインスタンスフォルダのパスに書き換える。使っていない場合は.minecraftフォルダの親フォルダに書き換え、「f'{INST_FOLDER}/*/.minecraft/saves/*'」の.minecraftの前の「*/」を消す。

��OBSの設定

WallのOBSの設定の項目を参照（Rewalle.ahkを5_SpawnJuicer_v1.13.ahkと考える）。

��spawn-juicerを使用する

まず、インスタンスを起動し、金ブーツをShiftを押しながらクリックし、シードが入っているかを確認する。次に、当たり判定を出したい場合は、4_ToggleSprintHitboxes_v1.12.ahk を起動する。「run」という音がなったら次に進む。そして、5_SpawnJuicer_v1.13.ahkを起動する。disableTTSをオンにしていなければ「ready」という音が鳴り、「5_SpawnJuicer_v1.13.ahk」という名前のタブが起動する。またインスタンスの名前が変わるので、OBSを起動し、録画を開始する。(すべてのインスタンスが正しく認識されているかを必ず確認する)リセットを始めるときに開いたタブのOKを押すと、すべてのインスタンスがリセットされ、スポーン位置厳選が始まる。hotkeys.ahkで指定したキーを押すと、リセットしたり、その他の機能を使うことができる。エラーが出た場合には、まずは翻訳アプリなどを使用して、原因を調べて、解決できるものは解決してほしい。それでもわからない場合は、マイクラのRTAサーバー(Discord)で質問すれば、解決できるかもしれないのでしてほしい。

��Atumのシード値を変更する

シード値を変更したい場合、options.ahkの「SEED」を変更し、3_SeedChange_v1.13.ahkを起動する。

参考動画

https://youtu.be/Z8RNLAw5Qf4
このエントリーをTumblrにポストClip to Evernoteこのエントリーをはてなブックマークに追加
マルチインスタンス (アーカイブ) - マインクラフトRTA Wiki 先頭へ

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい
 

Menu

Java版

ガイド
攻略
テクニック
その他の知識
MCSR Ranked

最近更新したページ

最新コメント

QRコード

アクセス解析中

メンバーのみ編集できます